韓国のカフェで日本人が戸惑う、4つのこと

韓国のカフェは日本と似ているようで、実は小さなルールや空気がいくつか違います。知らないと少し慌ててしまう場面を4つ、先に知っておくと安心です。

1. 荷物を置いて席を取る、その大胆さ

韓国のカフェでは、先に席を取ってから注文する人も、先に注文してから席を探す人もいて、ここは日本と大きく変わりません。驚くのは、その「席の取り方」の方です。

ノートパソコンを開いたまま、あるいはスマホや財布をテーブルに置いたまま、平気でカウンターに並びに行く。トイレに立つときもそのまま。初めて見ると「大丈夫なの?」と心配になると思いますが、これがごく普通の光景です。

背景には、店内や街中に防犯カメラが多いことや、「人のものには手を出さない」という感覚が共有されていることがあると言われます。もちろん絶対に安全というわけではなく、盗難が起きることもあります。真似するかどうかは自己責任ですが、心配ならハンカチや小さなポーチなど、なくしても困らないものを置いて席を確保するのが無難です。

もう一つ、注文後の流れも覚えておくと楽です。注文と会計を済ませると、店によっては呼び出しベルを渡されます。これが光って震えたら、カウンターまで取りに行く合図。ベルがない店では、レシートの番号がモニターに表示されることもあります。席まで運んでくれることはあまりないので、座ったまま待ち続けないように気をつけてください。

2. 水やおしぼりはセルフが基本

席に座っても、日本のようにお水やおしぼりが出てくることはほとんどありません。多くのカフェでは、店内の一角にセルフコーナーがあり、水・ストロー・ナプキンなどを自分で取りに行きます。店員さんを待ち続けてしまう前に、まず店内を見渡してみてください。

セルフコーナーには、冷水サーバーや紙コップ、ストロー、ナプキン、マドラーやシロップが並んでいることもあります。コーヒーの味を自分好みに調整できるので、一度のぞいてみると楽しいです。店員さんが不親切なのではなく、必要なものは自分で取るというのがお互いにとって自然なだけです。呼ぶときは遠慮せず声をかけて大丈夫です。

3. 飲み終わった器は自分で戻す

帰るときは、グラスやトレーを返却口(퇴식구)に自分で戻すのがマナーです。カップやプラスチック、生ごみなどを分別する場所が用意されていることも多いので、困ったら周りの人の動きを真似してみると安心です。

4. 長居してもいい、という空気

韓国のカフェには、ノートパソコンを広げて何時間も作業する人がたくさんいます。こうした人たちを指す「カゴンジョク(카공족)」という言葉があるほどで、コンセント付きの席や大きめのテーブルを用意している店も多いです。

日本だと「そろそろ出ないと」と気を遣ってしまう場面でも、こちらでは案外気にされません。ただし、週末や昼どきの人気店では席が足りなくなるため、「ノートパソコン利用は2時間まで」といった案内が貼ってあることもあります。張り紙があればそれに従う、それ以外は気楽に、くらいの感覚で大丈夫です。

コンセントの使用にも寛容です。スターバックスやトゥサムプレイスのようなチェーン店なら、席にコンセントがあれば気兼ねなく使って問題ありません。個人経営の小さなお店では少し気を遣う場面もありますが、それでも断られることはあまりないでしょう。

ただし、使っていいのはあくまで「客席に用意されているコンセント」です。エアコンや冷蔵庫、店の機器がつながっている壁のコンセントを勝手に抜いて使うのはマナー違反になります。席まわりを見て見つからなければ、無理に探さず素直にあきらめるのが安全です。

どれも知ってしまえば簡単なことばかりです。最初は少し戸惑うかもしれませんが、一度経験すれば次からは自然に動けるようになります。カフェは韓国の人たちの日常がいちばん見えやすい場所でもあるので、ぜひ気楽に立ち寄ってみてください。

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