ソウル・明洞で日本人旅行者がつい誤解しがちなこと4つ — 地元の人はこう動きます

韓国旅行の情報はあふれていますが、実は「地元の人はそうしないんだけどな…」と思うことが意外と多いんです。ガイドブックや日本のテレビによく出てくる場所が、必ずしも韓国人にも人気とは限りませんし、観光地のど真ん中で何気なく買った食べ物が、実際よりずっと高いこともよくあります。今回は明洞をはじめとするソウルの観光地で、日本人旅行者がつい誤解しがちなこと4つを、韓国に暮らす目線でまとめてみました。知っておくと、同じ旅行でもぐっとお得に、そして「本当の韓国」に近い形で楽しめますよ。

明洞の屋台・客引きする食堂に、地元の人はあまり行きません

明洞はソウル観光の一番地ですが、実はソウルに住む人は、ごはんを食べに明洞の大通りをあまり訪れません。いちばんの理由は値段です。明洞の屋台(露店)グルメはこれまで何度も「ぼったくり」が話題になっていて、実際に周辺の市場や普通の食堂より1.5〜2倍ほど高いと、韓国メディアで何度も報じられてきました。串1本、プンオパン(붕어빵=鯛焼きに似た韓国のおやつ)数個の値段に驚くこともあります。

屋台がカード決済を嫌がったり、大きな声で客を引き込む客引き・強引な販売もしばしば問題になります。ソウル市が取り締まりに乗り出すほどでした。そのため地元の人は、観光客が集まる大通りより一本内側の路地や、値段が決まっているチェーン店・普通の食堂を利用します。旅行中に明洞で食事をするなら、派手な屋台より、メニューに値段がはっきり書かれた内側のお店を選ぶほうが安心です。


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日本で有名な「タッカンマリ」、実は韓国の国民食ではありません

日本人旅行者にとってタッカンマリ(닭한마리=鶏一羽まるごとの水炊き)は「韓国に行ったら必ず食べるもの」として知られています。実際、東大門(トンデムン)総合市場近くのタッカンマリ横丁は昼も夜も長い行列ができますが、その行列のかなりの部分が日本人観光客です。あるお店は夜の客がほとんど日本人、というほど。日本の有名人がこの場所をすすめたことで、日本人の間ではある種の「聖地」になりました。

ところが、当の韓国人にとってタッカンマリは、サムギョプサル(삼겹살=豚バラ焼肉)やチキンのように国民みんなが好んで食べる代表メニューというより、東大門一帯の特定の横丁グルメに近い存在です。辛くなくてあっさりしていて日本人の口に合うことから、韓国人よりむしろ日本人に有名なソウルの味になった、というわけです。もちろんおいしいので食べても良いのですが、「これが韓国を代表する料理」と思うより、「日本人にとくに愛されているソウルの珍味」くらいに知っておくと、地元の感覚により近くなります。

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グルメ探し・道案内はグーグルマップではなくNAVER地図・カカオマップ

これは旅行の満足度を大きく左右する実践的なコツです。韓国では、グーグルマップがうまく機能しません。地図データに関する規制のため、徒歩・車のナビ(ターンバイターン案内)がきちんと動かないことが多く、外国人観光客の不便ランキング1位に挙げられるほどです。ですから地元の人はグーグルマップをほとんど使いません。

代わりに、韓国人がグルメを探すときいちばん多く使うアプリがNAVER地図(네이버지도)です。月間利用者が約3,000万人にのぼり、日本語にも対応しているので外国人でも比較的使いやすいです。公共交通機関やリアルタイムのバス到着情報まで一緒に見たいなら、カカオマップ(카카오맵)が便利です。旅行の前にこの2つのアプリを入れておくと、本当に地元の人が行くお店を見つけられ、道案内も正確に受けられます。

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両替は空港・ホテルではなく市内の両替所で

最後はお金を節約するコツです。空港の両替所は便利ですが、レートがいちばん不利なことが多いです。そのため地元の人や旅行上手な人は、空港では市内へ出る交通費くらいだけ替えて、本格的な両替は明洞など市内の両替所(사설 환전소=民間の両替所)で行います。

明洞の両替所はいわゆる薄利多売方式なので、銀行よりも基準レートに近い条件で替えられることが多いです。ただし両替所ごとにレートや営業時間が違うので、何軒か見比べたり、事前に確認して行くのがおすすめです。大きな金額を替えるほどこの差は大きくなるので、買い物の予定が多いなら、両替場所を選ぶだけでもかなりお得になります。

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まとめると、①明洞の大通りの屋台・客引き食堂より内側の路地・普通の食堂、②タッカンマリは「日本人にとくに有名な珍味」として理解、③道案内・グルメはNAVER地図・カカオマップ、④両替は市内の両替所 — この4つを知っておくだけで、観光客っぽさを減らして、ずっとお得に動けます。次のソウル旅行では「地元の人はこうする」を思い出しながら、もう一歩「本当の韓国」に近づいてみてくださいね。

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